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◆第04回「私の中学受験期Ⅳ・好奇心を育てる第一歩」
山根 成樹  

前回、「子どもの好奇心をのばすためには、子どもに取っての新鮮な発見や体験を肯定してあげることが大切だ。」と書きました。

こうして文字にしてみると、ごく当たり前のこととお感じになるお父様・お母様がたも多いのではないでしょうか。

しかし、それが「いつでも」・「かならず」・「継続して」行えるかどうかとなると、話は変わってきます。
「子どもの目」に付き合う、というのは、既に様々な経験をし、色々なことを知ってしまっている大人にとっては決して楽な作業ではありません。それに、大人といえども、親といえども、疲れている時もあれば、機嫌の悪いときもあります。

それでもなお、「いつでも」・「かならず」・「継続して」、お子様に付き合い、向き合い、肯定してあげること。これが必要なのです。

お父様・お母様という、最も身近で信頼している大人から相手にされなかったり、素っ気なく扱われてしまったとき、子どもの心は大なり小なり傷つきます。その傷の数だけ、好奇心が伸びる可能性が損なわれていくのです。時には、取り返しのつかない「一生キズ」が残ることさえあるかもしれません。そのようなことにならないよう、お心掛けいただきたいと思います。

私自身のことを顧みて、自分が幸福だったと思うのは、特に幼い頃、両親に何かを話したとき、邪険にされた経験がなかったことです。きちんと話を聞いてくれ、褒めてくれ、肯定してくれました。この体験が、私の好奇心を形作るもとに成っているのだと今更ながら両親に感謝しています。

成長途上の子どもにとって、日々生きることが、新しい体験・挑戦の連続であることは論を待たないと思いますが、それに寄り添うお父様・お母様がたにとっても、挑戦すべきことがあるのだと感じます。それは、言い訳をせずに「いつでも」・「かならず」・「継続して」お子様に寄り添うと言うことです。

子が親を育てると、よく申します。親御さんも、お子さんも、それぞれチャレンジすべき課題こそ違えども、ともにチャレンジし続けるという点では、一緒です。親と子が完全に対等な関係である必要はありませんが、「ともに歩む・ともにチャレンジしていく」という思いを親御さんがお持ちになることは、子育ての一助になると思うのです。

さて、次回からは、いよいよ「算数」の話に入っていきます。

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